Q18:マウスの過排卵処置において、hCGは暗期で作用して排卵を促すとされているので、通常、夕方に投与していますが、朝にPMSGとhCGの投与を行っても過剰排卵を誘起することが出来るので11/16/2016 Q18:マウスの過排卵処置において、hCGは暗期で作用して排卵を促すとされているので、通常、夕方に投与していますが、朝にPMSGとhCGの投与を行っても過剰排卵を誘起することが出来るのでしょうか?
朝8時に48時間間隔で過排卵処理を行なうと、hCG投与後13時間以降に通常の過剰排卵処理と同程度の排卵数を得ることができます。 また、マウス胚の操作マニュアル(第3版)、第3章トランスジェニックマウスおよびキメラマウスの項に下記の記述がありますので、参考にしてください。「ほとんどの系統では、PMSG注射とhCG注射の間に42〜48時間の間隔をおくことが、卵の収率について最適であることが知られている。一般に、排卵はhCG注射後10〜13時間後に起こるが、正確に排卵時間を制御するためには内因性LHの放出前にhCGを投与することが重要である。ほとんどの系統ではPMSG注射後2回目の暗期の中間点から15〜20時間後に内因性LHの放出が起こる。例えば、明期を午前5時〜午後7時とした場合、PMSGは午後1時から午後2時に、hCGはその46〜48時間後、通常、午後0時から午後1時に投与すれば、少なくとも内因性LH放出の2〜3時間前となる。」
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